A STATE OF TRANCE FESTIVAL 2017.02.18 Jaarbeurs Utrecht, The Netherlands


2月にオランダのユトレヒトで開催されたA STATE OF TRANCE FESTIVALに弾丸で行ってきました!

"A STATE OF TRANCE"は、2001年のスタート以来ずっと続いている有名なオランダのトランスラジオ番組で、"ASOT"の略称としても知られています。
Armin van Buurenがホストを務め、毎回、最新のトランスミュージックのMixがノンストップでオンエアされており、その放送回数は800回を超えています。
最近では、日本で活躍するFemale DJ RinalyとドイツのDJ/プロデューサーであるRonski Speedとのコラボレーションでできた"Horoscope (Ronski Speed Remix)"が番組内で放送されたことも記憶に新しいですね。そしてこのラジオ番組から派生したフェスとして、今回遊びに行ったA STATE OF TRANCE FESTIVALが開催されています。

今年のASOTのキャッチコピーは

" I LIVE FOR THAT ENERGY "

フライヤーに起用された女性の写真にも躍動感があっていいですね!

まずは飛行機でスキポール空港到着後会場までどうやって行くかですが、スキポール空港駅(Schiphol Airport)からNSインターシティという電車でユトレヒト中央駅(Utrecht Centraal)まで!運賃は1,000円ちょっとです。はじめ乗る電車を間違えて途中で違う方向に行ってしまい焦りましたが、なんとかユトレヒト中央駅に停まる電車に乗り換えることができて到着。乗り換えた電車の車内にはこれからASOTに行くお客さんがたくさん乗っていました。

駅に着いてから向かったのは予約していたHOTEL NH UTRECHT。おそらく、駅からも、会場からも一番近いホテルなのではないでしょうか。駅からは徒歩5分かかりません。

とにかく立地抜群のホテルです。予約したのが2月に入ってからということもあり、お値段は張りましたが、会場入りする前に身支度を整えたり、終わった後すぐ戻ってゆっくりしたい方にはオススメです!!

荷物を置いて、シャワーを浴びて一息ついた後で、いよいよ会場であるJAARBEURS(ヤールビュールス)へ!入口が駅前の通りに面していなくてぐるりと裏手へ回って入る感じだったので、ホテルから10分以上はかかった印象です。

会場に入った瞬間から、入り口にある出演者の写真で既に興奮が抑えきれませんでした!

エントランスは、事前にネットでチケットデータをダウンロードし、それをプリントアウトしたものを提示するシステムでした。

チケットはリーズナブル!購入時に登録した氏名も記載されています。

会場が広いということもあってか、並ぶこともなく、スムーズに入ることが出来ました。荷物に関しては、数ユーロでロッカーを借りられます。十分な量のロッカーが用意されているように思いました。ロッカーサイズを選ぶこともでき、希望のサイズを伝えて支払いを済ませると、ロッカー番号と暗証番号がかかれたカードが渡されました。

会場内は、

MAINSTAGE
WHO'S AFRAID OF 138?!
ROAD TO 1000
PSY

の計4ステージで構成されていました。JAARBEURSの規模としては、幕張メッセよりも少々コンパクトな印象だったと思います。

今年のTIME TABLEはこんな感じです!

遊びに来ている人たちの服装は、普段着で来ている人がほとんどでした。
踊ると暑いので、セクシーで露出の多い服装の女性や、上半身裸の男性はいましたが、日本で行われるフェスとは違い、顔周りをデコレーションしたり、気合の入ったコスプレをしたり、という方はほとんどいなかったように思います。

現地への到着が遅くなり、途中からの参戦だったのですが、会場内は既に大いに盛り上がっていました。

オランダの人はかなり身長が大きくて、DJのほうへ近づくほど、密度が高まってきてDJの顔を拝みづらくなっていきましたが、やはり近くに行きたかったので無我夢中で前へ進みました。

お目当アーティストの一組であったPureNRG。

会場内はどのステージに行っても、お客さんがそれぞれの楽しみ方で踊っていました!

ArminのDJの際は、Armin van Buuren & Vini Vici feat. Hilight Tribe - Great Spiritが流れた時、コラボレーションしていたVini Viciも登場!日本だと、DJは出番が来るまでは登場しないことが多いですが、海外ではかなり自由な印象。

イベントのグッズ売り場は現金やクレジットカードでの支払いでしたが、飲食に関しては、予めASOT内で使えるカードに、ポイントをチャージしてそれで支払うシステムになっていました。ポイントは現金、もしくはクレジットカードで購入します。
欲しいものを見て考えないと、ポイントが余ってしまうのでよく見た方がいいですね。少々手間ではありますが、貴重品はロッカーに預けられますし、カードとスマホだけ持ち歩くだけになり、身軽で盗難も防ぎやすくなるというメリットがありますね。

飲食スペースも設けられていて休憩スペースもあります。

会場全体としては、移動がさほど大変でないとはいえ、見たいアーティストがたくさんいると全員を見るのは流石に困難です。映像もレーザーも眩い光を放っていて興奮が止まりませんでした。

OMNIAのプレイは、綺麗な曲を織り交ぜながら勢いのある楽曲も流したりしていて、VJともとてもマッチしていました。
ROAD TO 1000は比較的DJに近づきやすいエリアだったので、とても見やすかったです。

とにかく刺激だらけのASOT。ラストはArmin van Buurenのバイナル(アナログレコード)セットでイベントは締めくくられました。

もちろん、ArminのバイナルセットではないDJの時間も聴きました。デジタルとアナログではプレイのしかたは違うものの、お客さんの反応はどちらもよく、本場のトランスを一夜でたくさん聴くことができ、とても感激しました。やはり彼はトランス界のレジェンドであり、なくてはならない、偉大な存在だと実感しました。

日本からオランダまでは遠いですが、弾丸だとしても海外のFESに行く価値はあります!そこでしか味わえない貴重な経験が出来ると思います。DJとの距離も、エリアによっては近くなれる場所もありますし、どこにいてもトランスが流れていて、非日常的な時間を過ごすことが出来ました。オランダの人にとってはそれが当たり前で、こうして音楽に触れられる空間にいることがごく自然なことのようでした。そんな場所に短時間でもいられたことがとても幸せでした!

アフタームービーが公開されているので、少しでもASOTの雰囲気をご覧になってみてください!

ところでバイナルといえば、4/8に名古屋でバイナルオンリーのイベントが開催されるようです。Arminのバイナルセットを聴いてから、バイナルDJはいなくならないでほしいと思いました。バイナル時代からトランスを聴いていた人は懐かしさを感じるでしょうし、そうでない人は今は滅多に見れないレコードプレイを見ることで、新鮮な気持ちになれるイベントになるのではないでしょうか。
是非足を運んでみてください!

日本でも、トランスの良さをより多くの方に知ってもらい、広めていきたいですね!

投稿者プロフィール

VJ_Akiko
VJ_Akiko
都内を中心にVJ活動中。
モーショングラフィックデザイナーとしてアーティストのLIVE演出映像制作も行っている。