Unkonscious 2020-1 "Unkonscious Presents Roger Shah Open to Close Experience Boat Party"


トランス界でBalearic SoundといえばRoger Shah。Roger ShahのシグネチャーといえばBoat Party。Unkonscious Festivalが120名限定のUnkonscious Presents Roger Shah Open to Close Experience Boat Partyを2020年2月5日(水)の12:00 - 18:00に開催したので、参加してきました。

 

チケットセールは2019年11月1日からスタートし11月13日にはSold Out。船の保険の関係で定員以上には絶対にできないとの事で、Guestlistなし、120枚のチケットセールのみでした。私はRoger Shahをいつか日本に招聘したい程で、Roger Shahの作品群の大ファンなので、韓国のTrancempire (俗に言うTrance Family Korea)の代表である親友Paul Eunの分と一緒にまとめて即購入しました。

チケット代はブッキングサイトの手数料を入れると2702.48バーツで、発売された時の為替で9947.5円です。物価の高いイビザのトランスのボートパーティーは4-5時間で40-60ユーロくらいなので、タイでやるにしては高いのですが、プーケットのパトンという超観光地からのボートパーティーだと仕方ないお値段かなとは思います。Unkonsciousのメインの2 Days Super Early Birdチケットが2300バーツ+ブッキング手数料であった事を考えるとこのRoger Shah Boat Partyはかなり高額であったと思います。

 

 

船着場はプーケットのパトン地区の中でも南の方なので、中心街から歩くと20分くらいといったところです。私はLe Meridien PhuketからGrabを配車したのですが、5分くらいのライドにも関わらず450バーツほどして、バンコクではありえないくらい高いです。。。

12:00pmからパーティー開始で、11:00amには船着場に着く事が推奨されており、小さなボートに乗り込み、会場へ向かいます。

 

サイズはこれくらいで船側のスタッフや運営側スタッフやRoger Shah側スタッフを考えると全体で140人くらいが快適に乗れる感じで、全く窮屈さは感じさせず、イビザのボートパーティーより船の大きさに反して搭乗者数が低くてよかったです。タイの法定や保険の定員数が厳しいようです。Unkonsciousに出演するDJもゲストリストを断られたというくらいで、早めのチケット購入マストでした。

 

開始直後のRogar ShahとコッソリWelfieします。笑

Open To Closeなので、Ambientをある程度続けたり、ゆるめのDeep Houseや、またテクノとか織り交ぜたりするかと思いきやRoger Shahが普段プレイしそうな感じのプログレやトランスの範囲内でゆるめから始まりbpmの上げ下げをしながら6時間トータルで波を作っていくような感じで飽きさせず面白かったです。ただ、サイケやテックやハードトランスはなし、メロディックすぎるので、UNK 2020のDay 1のVII目当てでプーケットにきた人には物足りない内容だったのかもしれません。ただ私はメロディックが大好きなので、大満足の内容でした。

 

立ち上がりから90分後の13:30頃に投下されたBeautiful Things。

 

この写真だとアジア人多いのですが、参加者の6-7割が欧米人+欧米に住んでいるアジア人って感じで、120人のお客さんの中でタイ人は何と1人だけでした。マレーシアの友人3名、インドネシア2名、シンガポールなし、ベトナム1名といったようにUnkonsciousで多く参加するタイ国内や近隣諸国の参加者は11月の時点では参加がわからないからと購入を控えていたらすぐに売り切れたよう。私のアジアの友人の多くは行くの確定しないけど、このBoat Partyは売り切れそうだから早めに買っておいてダメなら売ろうっていう人が多かったように思います。韓国6人、台湾5人、欧米人はもっと多いので、距離が遠い国の人は早めに旅行計画を計画して出てきているような気がしました。このBoat Partyは好評であったため、2021年も恐らく開催されると思いますが、その際はすぐにチケットをおさえた方がいいと思います。

 

開始してから1時間くらいで、ランチがサーブされて、白米、チャーハン、スパゲティー、タイ風な挽肉と野菜のおかず、スイカでした。お水と1種類のタイ風なソフトドリンクが無料で含まれており、ローカルなところで食べれば50バーツくらいかなーという感じでしたが、6時間の間降りれませんから感謝です。

 

ブッフェ形式でしたが、タイのローカルで食べると化学調味料(AJINOMOTO)がきつかったりしますが、そういう感じではなく普通に美味しかったです。

 

これはのちほどの写真ですが、休憩する人もいて各々リラックスして乗船を楽しんでいるように思いました。

 

お昼がすぎるとスライダーで遊ぶ人達。水着でくればよかったです。笑 親友のPaul Eunは5度もスライダーで遊んでいました。笑

 

私のお気に入りのWho Will Find Meは開始2時間15分後の14:15頃に投下。和やかですごく良いムードです。波はあまりなく沖に停泊させておくって感じでほとんど揺れず、船酔いを恐れていましたが快適でした。

 

左はベトナム系アメリカ人の友人と、左は韓国人の友人と。

 

比較的ローテンポであるPerfect Loveは開始から2時間半後の14:30頃に投下。最高でした!

 

比較的新しい一昨年のヒット作のFor The One You Loveは開始から3時間30分後の15:30頃に投下。

 

面白いエピソードを一つ。スーダン人でドバイに現在住んでいる彼とは何とプーケットの空港でイミグレでの入国時待っている時に出会いました。こういったトランスフェスに来ると空港やら街中や、はたまた同じフライトで向かってるケースもあり面白いです。

 

いやー楽しかったです。笑

 

私の一番大好きなRoger Shahの名曲Back To Youが投下されたのは終わりから1時間前の16:50頃。2010年12月9日(木)に開催された(中東では週末は木の夜から、土の夜で、日曜日は勤務日です。)Creamfield Abu Dhabi 2010で、生まれて初めてAly & Filaを見たのですが、2008年のリリースからまだたっていなかったのもありリクエストなしでBack To Youプレイされたのが、初めて作り手によってプレイされた瞬間だったのでした。その時は感動のあまり号泣して倒れたので、セキュリティーに馬乗りになられ「お前は大丈夫なのか?」と覚醒剤で倒れたのかと疑われたくらい感動した程、私はBack To Youが大好きです。個人的なRoger Shah Open To Closeのハイライトでした。Roger Shah本人がかけてくれて以前泣きましたが、このRoger ShahのOpen To Closeでこのバレアリックな雰囲気のBoat Partyで聞けてこそ、やはり泣きました。

 

2018年に発売されたWill Atkinson Remixの方が好きですが、Roger Shah本人による2018 Update Mixも、やっぱりLost最高。しかし、Roger Shahのライブ演奏が合ってないと何か盛り上がり切れないところはあります・・・。A State of Trance - A Tune Of The Year 2008大賞受賞曲はやっぱり人気です。

 

Unkonsciousロゴをタトゥーにしている人は10人以上もういますが、このタトゥーはデザインも素晴らしいです。

 

Transmissionのロゴも。

 

2006年発売なので、14年前の作品ですが、このパーティーに来ている人は長年のリスナーの場合が多いのか、知っている人が多いです。White Sandは17:15頃の投下。

 

おや?笑

 

撮られていました。笑 メロディックなトランスが大好きな人だったら、本当このRoger ShahのOpen To Closeはすごくよかったと思います。私完全にトランスしていますね。笑

 

イビザのボートパーティーを彷彿させるこの夕方の写真。

 

終盤でアツイのが投下。Ian Van Dahlのオリジナルは20年前の2000年リリースで、2017年にRoger ShahがリメイクしたCastles In The Sky。当時から聞いているお客さんもいて盛り上がります。

 

終盤は盛り上がるUpliftingで攻め続けるRoger Shah。お客さんの多くも疲れよりも興奮が勝っていた瞬間でしょう。

 

ラストはUnbreakable。A State of Trance - A Tune of The Tear 2016を受賞していますし、大定番といったところ。

 

欲を言えばもうちょっと遅めまでやって暗くなるまで夕日を完全に楽しませてくれたら最高でした。18:00きっかりにパーティーは終了。

 

終了後に写真撮影に応じるRoger Shah。私はこれよりも少し早めに帰路のボートに乗り込みました。

聞きたいRoger Shahの名曲は全て聞けましたが、気づけばEye 2 Eyeはプレイされていませんでした。それでもRoger ShahのシグネチャーであるBoat Partyが6時間のOpen To Closeで楽しめたのは最高でした。夏の高い航空券10万円前後を払って乗り継ぎを含めたらAirport 2 Airportで17-18時間かかるイビザよりも、3-4万円で10時間以内には着くプーケットの方が断然良いです。来年も再びRoger Shahで同じ事をリピートしたいくらいの満足感でした。

18:00過ぎに陸に戻り、私のホテルは少し遠いので、親友Paul Eunのホテルへシャワーを浴びに行くのですが、太陽をたくさん浴びている事もあり、どっと疲れが出て、21:00 - 28:00のSimon Patterson B2B John Askew Open To Closeに行く気がなくなります。笑 続きは次のページで。