Unkonscious 2020-3 "Unkonscious Festival 2020 Day 1 VII Stage"


トランスシーンで近年話題のレーベルの一つVII。アメリカのElectric Daisy Carnival Las VegasやベルギーのTomorrowlandといった世界3大ダンスミュージックフェスのうちの2つで、VII Stageを展開し、VII単独イベントが開催されるとソールドアウトになるほどの人気を見せている。そんなVIIがアジアを代表するトランスイベントとなりつつあるUnkonscious FestivalでVII Stageとしてfeatureされ、VIIアジア初開催は今年のUnkonsciousの一番の話題となった。

 

VIIはレーベルのボスJohn Askewをはじめ、Simon PattersonSean Tyas, Will Atkinson, Astrix, Freedom Fighters, Blazerの7名のメンバーによって立ち上げられ、彼らがかっこいいと思う音を独自にリリースする為にローンチされた。現行メンバーのAlex Di StefanoはBlazerと交代、Freedom FightersのかわりにOrkidea、AstrixとAvalonがかわり現行メンバーとなる。メンバーが変われどアツイレーベルに変わりはない。

 

2nd Lumiとも称されるUnkonsciousのレーベルステージコンセプトを元祖Luminosity Beach Festivalが逆輸入し今年はLuminosity Beach Festival 2020でVIIステージが開催される予定。トランスのアツイ国ではVII人気が今すごい。

 

そんなVIIの面々を一度にアジアで見れてしまうというのはすごい事なんです。

 

会場へは何人かでタクシーで乗っていくのも悪くはないと思います。Grabだとプーケットで配車すると結構な確率でハイエースがくるので、10人くらいが乗れるので、10人で割り勘すれば一人1ドルくらい。私は彼女と二人で会場に向かうので無料のシャトルバスを利用しました。上記のBangla Police Boxがシャトルバスのピックアップポイントです。一応Paradise Beachシャトルバスはルート上なら他の場所でも乗れるのですが、Unkonscious開催期間は満席になる可能性があるので、Bangla Police Boxから乗る事をオススメ致します。私の乗ったバスはBangla Police Boxから乗り切れませんでした。

 

この後ろに写っているのが交番で、私達が立っているエリアにバスは止まります。

 

シャトルバスはこんな感じです。

 

一回のシャトルバスに乗れるのは25人弱でしょうか。このバスはParadise Beachに近づくとめちゃくちゃ揺れます。また超急な坂を上がったり下がったりするので遊園地のようになります。笑

 

Paradise Beachのロケーションはこんなあたり。

 

20分くらいバスに揺られていると会場につきます。前払いの人は右でチケットとパスポートを見せてリストバンドと今年は前売りチケットに対して白いシャツがついていたので、それを受け取ります。ゲストリストは左から。この写真を撮ったのは17:10頃ですが、18:00の開始に対して早めに来ているのは欧米から遠征してきた気合の入った人ばかり。夜遅く23:00, 24:00くらいでも入場可能ですが、その時間帯に入ってくる人達はタイ人ばかりで遠方から来る人程気合が入っているようでした。

 

会場に入るとOrkideaを発見したので記念撮影。

 

前日のプレパ会場ではTシャツ、タンクトップ、バッグ、パーカーのみの販売でしたが、今日はフルラインナップで耳栓、首掛けホルダー、サンダル、リスバン等色々ありました。ビーチサンダルがすごく可愛かったのですが、リサイクル素材で作っているらしくすごく重くて履き心地が悪く残念でした。軽ければなと。私はリスバン、自分にVII x UNK 20のTシャツ、彼女に白いタンクトップを購入しました。

 

こちらはA State of Trance 950 NLでの様子ですが、Simon PattersonがVII x UNK 20のTシャツを着ています。

 

18:00開始直後の会場の様子。熱心なファンが多かったです。

 

韓国人の親友のTrancempire (俗に言うTrance Family Korea的なもの)の代表のPaul Eunも会場合流、共に仲の良いSean Tyasと一緒に記念撮影。私はTrancempireに4度訪れていてそのうちの初回がSean Tyas 3 hrs Producer Setで超当たり回でした。関係者用のBack stageはこのソファーエリアでDJブースのすぐ隣、声かけて騒げばおりてきてくれそうな距離まで行けます。

 

余談になりますが、TrancempireのSean Tyas 3 hrs Producer Setの様子。Sean Tyasが自身のSanctuary Remixを投下している様子です。この動画は今見直しても鳥肌が立ちます。笑

 

昨年、初来韓公演を行ったAlex Di Stefanoとも一緒に記念撮影。ちなみに私の彼女はUNKタンク着ていますが、全くトランス女子ではありません。(;_;)

 

Alexと撮影をしている間にこの集合写真撮影はされていました。笑

 

VIIコンセプトのパーティーは以前はBlazerがゆるめサイケのオープニングで、それはVIIらしかったのかもしれませんが、パーティーの音の流れを考えるとOrkideaがVII Crewに入ってオープニングを担当するのはパーティーの流れ的に良くなったように思います。

 

このファーストフードブースは実は右スピーカー間近にあって100バーツ、つまり350円くらいでホットドッグやらピザやら食べれてLuminosity Beach Festivalよりも安くて美味しいと思います。彼女はベジタリアンピザを注文していて女子が一人で食べたらお腹いっぱいになるかなというサイズでした。

 

Paul Eunはチャーハンを、私と彼女はシーフードパッタイと空心菜炒めをオーダーしました。空心菜は150バーツくらい、パッタイは200バーツくらいでPatongの欧米人向けのレストランと同じくらいのお値段で良心的です。ビールは会場で1缶150バーツなので500円くらいとまあまあの価格でしょうか。アメリカのフェスに比べると大分安いです。

 

そんなこんなでOrkideaのプログレに酔いしれながら2時間はあっという間に過ぎてしまいました。18:30くらいの早め時間に投下していましたが、私のOrkideaセットのハイライトはYahel - VoyageのProgressive Remix。

 

Orkideaのお次はAlex Di Stefanoが登場。Orkideaのbpmからいきなり出だしがコレ。VIIファンにしては待ってましたという曲調でしょう。このMark Sherryの最新のOverdriveのRemixはあのOverdriveのメインパートがないので昇天ができないのですが、最高のじらしっぷり。

 

かつてのトランスブームまっさかりの2000年に、当時もっともアツイレーベルの一つであったBonzaiからリリースされた"Yves Deruyter - Back To Earth (Rave Mix)"。Alex Di Stefanoが2017年にリワークしたのがこちら。あがりました。

 

Alexのプレイ中にフロアにScot Project発見!いつ会ってもアガります。笑

 

Unkonscious FestivalオーガナイザーLonskiiと記念撮影。Lonskiiは東京Transport @ womb、ソウルTrancempire @ Celebrateでもプレイしています。

 

Alex Di Stefano終盤にはもうかなり入っています。これで21:00すぎ。開始から3時間です。

 

Trance Laserイベントの前日の深夜にむちゃぶりで、急遽2019年11月16日(土)に大阪のGiraffeで10年以上ぶりに私はDJしたのですが、そこでもかけた私のお気に入りの"Shugz & Billy Gillies - The Journey"。Alexはセット終盤で投下しています。

 

その時の様子です。笑

 

話が反れてしまいましたが、21:30 - 23:00はSean Tyas。Sean Tyasは昔から好きでVIIでも一番好きなDJです。Sean Tyasのセットは動画アップロードはありませんが、SoundcloudにUnkonsciousのセットが上がっています。聞いてもらうとわかりますが、Sean TyasらしいハードなUplifting Tranceが多く、一時期サイケにかなりよった頃とはセットが違います。

 

東南アジアのイベントは、東アジアよりもトランス女子の数が多いのはトランス男子にとっては嬉しいものです。笑

 

Sean Tyas時に日本チームで記念撮影をということで、写真内には8名日本人が写っていますが、私が確認しただけでも今年は10名日本人参加していました。来年は恐らくもっと参加しそうな気がします。

 

23:00からのWill Atkinsonのセットは自身のレーベルのVictims HelplineからリリースされたWillらしい変態なチューンTable Dennisから立ち上がりました。このチューンはかなりユニークで好きです。Sam Jonesは自分でリリースしないでArmin van Buurenに売ればいいのにと思います。笑

 

Willは楽しそうにプレイいていますが、Undergroundすぎるセットというかオーディエンスが少しついていけていなかった感はあったかなと思います。音源は残っていませんが、ライブ放送があった為、Tracklist 1001にセットリストは残っています。

 

時間帯としてはWill Atkinsonの23:00 - 00:15とSimon Pattersonの00:15 - 01:30がピークタイムであったと思います。

 

Will Atkinson自身のTelescope。

 

Seventh Heavenが聞きたかったのですが、かからず残念でした。

 

今年のUnkonsciousは世界中から来場者がいて、プーケットでの休暇を兼ねた欧米人が多かったです。フィンランド出身のOrkideaがフィンランドからのファンと写真撮影をする様子。来年は確実にもっと来場者が増えるはずでしょう。

 

John "The Boss" Askew自身が一番楽しんでいそうです。笑

 

UnkonsciousではDay 1、Day 2共にこのFire Poiのショーが2回ずつ行われます。タイらしくて良いです。

 

見ごたえはかなりあります。

 

トランス界でサイケをセットに取り込んだパイオニアの一人ではありますが、私は実はあまりSimon Pattersonが好きでなく、この日では一番期待していませんでした。上記のResonatorみたいに曲単体で聞けばかっこいいのは沢山ありますが、セットの構成の仕方が好きではないというか。セットはアップロードされていませんが、Tracklist 1001にはセットリストがあがっています。John Askewの方が面白いネタをかけるしDJとして上手く、私はSimonの魅力があまりわかっていないです。

 

ただSimon Pattersonの時が一番お客さん入っていたと思います。

 

その後はAvalonが01:30から登場。

 

大阪のJoule

 

Dreamstate SoCal 2016でAvalonは見ており、サイケ主体はあまり好みではないので、Simon Pattersonのセットが終わるのと共に会場を後にしました。地元のタイ人だと思われますが、01:30頃でもまだ会場に入場してくる人もいました。ちなみに私の彼女は22:00頃に会場を後にしており、トランス女子ではないパートナーを一緒にトランスフェスに連れて行くのはやめましょう。笑 いや、まじです・・・。

 

写真を見る限りではJohn Askewの時は全体的にお客さんが減っており、私のように先に会場を出てる人達がある程度いたようです。John Askewのフルセットは自身のSoundcloudにあがっており、親友Paul Eunいわく朝04:00までプレイしたとの事です。また最後までいるとシャトルバスの並びがひどくて宿の多い中心街Patongまで戻ると5時過ぎだったそうなので、ロケーションを考えると最後のDJは見切らないのが良いかと思います。

 

VIIオフィシャルでもAfter Movieがアップロードされています。

 

VII目当てで来ていた人も多かったのですが、私はRoger Shah Open To Close > UNK 2020 Hard Trance After Party > Day 2 Fables > Day 1 VII > Simon B2B Askew Open To Closeという好みなので、予想通りのDay 1 VII stageという感じでした。翌日は初めて見るFerry Tayle B2B Dan StoneFablesセットが楽しみです。