ソウル: 10月2日Sean Tyas、12月1日Rinaly、12月8日James Dymond

Trance Family Japanより、にっしーです。2017年10月2日(月/祝)にSean Tyasを見に韓国のTrance Empire @ Celebrate Seoulへ行ってきたのでそのレポートと、同じ会場で12月1日(金)は日本の売れっ子トランスDJのRinalyが、初来日&初中国公演で大盛況だったJames Dymondが12月8日(金)にプレイするのでその事をまとめておきます。

韓国と言えば、アジアのダンスミュージックフェスブームを作ったアジアのフェス先進国と言ったところ。日本から近くフライトも楽。プロモ価格で飛行機を予約できたら往復で1万円以下も可能。

OctagonでプレイするPaul van Dyk。しかし近年はClub Octagonの初期経営陣が去りトランスをやらなくなり、ソウルのトランスのメッカであったClub Volumeは閉店し、ほとんどトランスDJが韓国に来てプレイする事が無くなった。加え、トランスをやる箱がないので、ローカルイベントを打つのも難しい状態。2017年はなんとSean Tyasと、フェスでまわしたArmin van Buuren、そしてJames Dymondだけしか欧米の有名トランスDJがソウルでプレイしていません。

日本のトランス全盛期が衰えた後は特に台湾やソウルのトランスシーンは熱くて日本には来てない旬のアーティストが沢山来ていたものでした。W&Wがトランスをやっていて出す曲出す曲大ヒットだった頃にも、W&Wはソウルでプレイしています。

そんな中、立ち上がったのが、韓国のTrance Family的存在であるTrance Empire。Fund-raisingイベントでFerry Tayleを呼び開催。

彼らの2回目のFund-raisingイベントが韓国のゴールデンウィーク中の2017年10月2日(月/祝)に開催されました。なんと、3時間にも及ぶSean Tyas Exclusive Producer Set。ゲストDJにはTransmission Festival AsiaのオーガナイザーのDJ Lonskiiが彼の得意とするHard Trance Classic Setで参加。100人くらいの小箱のCelebrateで開催。

まずはSean Tyasの名曲中の名曲"Gareth Emery feat. Lucy Saunders - Sanctuary (Sean Tyas Remix) [Garuda]"をご覧下さい。

Driftwood IbizaやConnect Ibizaが開催している100人程度のボートパーティーもありますが、そんな感じです。あの少人数でシンクロ率99.9%って感じの一体感。小箱で大物DJが見れるほど最高のイベントはありません。

Sean Tyasといえば、DJ Mag top 100 DJsに2008年、54位の高い順位で初登場。常に人気が高く、Trance Podium Top 100 DJs 2017では5位のPaul van Dykに僅差の6位を獲得。こんな人気DJが100人の小箱でプレイするなんてまずあり得ません。

それがこの距離で見れるんです。しかも3 hours Exclusive Producer Setなので、あの過去の名曲から新曲まで聞きたかったあの曲がバンバンかかります。だからめちゃくちゃ盛り上がります。

Sean Tyasからの距離もこんな感じで凄く近いです。しかも、韓国のトランスファンはトランスをクラブで聞くのに飢えているので、トランスイベントでのエネルギーがすごい。だからクラブ内に素晴らしいvibeが生まれます。

韓国のトランスファンと交流したり。毎年オランダの田舎で開催されているLuminosity Beach Festival 2017にも10人以上韓国のトランスファンが来ていて、その時の人達と再会できたり。

プレイ後にサインや写真撮影やファンサービスをするSean Tyas。Trance Familyが小箱で行ったFund-raisingイベントならではです。

プレイ中のTransmission Festival AsiaのオーガナイザーのDJ Lonskiiと隣で爆踊りしている私。笑

余談ですが、Celebrateで働いているバーテンダーの女の子達はかわいいです。笑〇形のメッカがすぐ近くのガンナムエリアならでは。。。？笑

今回はFund-raisingイベントだったので、私は普段可哀そうな韓国のシーンを想いUSD 100（1.15万円くらい）を募金しました。そうじゃなかったら、エントランス料金はKRW 30,000(約3000円)。ドリンクはKRW 9,000だったので、瓶ビールがこの値段は少しお高めですが、ソウルの物価は今や東京並みなのでこんなもんでしょうか。Octagonはもっと値段が高いです。ビールでKRW12,000 - 15,000くらいだったかと。

ちなみにFund-raisingはKRW 50,000からでしたが、イベント前にFund-raisersはSean Tyasと一緒に韓国焼肉へ。ⅦのTシャツを着ているのがSean Tyasで私の目の前に座っていたのはTrance Empire主宰のPaul Eun。

Sean Tyasと焼肉後にお店の前で記念撮影。

小箱で素晴らしい一体感が生まれ盛り上がったイベントってそうそうなくて、Trance Empire @ Celebrate Seoulは日本から行ってもいいほど凄くオススメです。そんなTrance EmpireのCrewがCelebrate Seoulで開催するトランスイベントを3つ紹介致します。

12月1日(金) JMC Entertainment 10th Anniversary feat. Rinaly & Coa @ Celebrate Seoul

Tears of Trance主宰のRinalyがゲストDJで韓国デビュー。韓国の人気女性DJ Coaがトランスセットで応戦。Trance Empire主宰のPaul Eunが今回のオーガナイザーを兼任。JMC Entertainmentは日本で言うavex traxのようなところで、Black Hole RecordingsとかArmada Recordsとか海外のダンスミュージック系の販権を韓国で持っている会社の10周年記念パーティーです。12月1日(金)に開催です。