Open To Closeとは?


Open To Closeて何?

Open To Closeとは文字通りオープンからクローズまでという意味である。業界用語としては一人のDJが最初から最後まで一晩でプレイし続ける事をOpen To Closeと呼ぶ。トランスの歴史を辿って行くと有名どころではArmin van BuurenのArmin ONLYやTiestoのTiesto in Concertはシンガーやミュージシャンが演奏したりとコンサートの要素も多かったが特に初期のものはOpen To Closeを事実上行っている事になる。また昔から現在まで長い間定期的にOpen To Closeを行っているのはMarkus Schulzで12時間にも及ぶセットをこなすほどである。Armin ONLY以外にもArmin van Buurenも年に一度A State of Trance IbizaでOpen To Closeを開催していた。またOpen To Closeは最初から最後までなので営業時間が短い場合は5時間ほどで終わる事もあるが、クラブでは通常6時間から8時間がスタンダードで、フェスの1ステージとして開催される場合は10時間から12時間という長時間のものもある。2月8日のCastorにゲストDJとして初来阪公演を行ったJohn Askewの10時間セットがオランダのLuminosity Beach Festival 2019で開催されるのはファンの間で話題である。

DJの真価が問われるOpen To Close

Open To Closeを行うというのはDJの真価が問われ、トランスシーンの中でもごく僅かのDJしか行っていない。前記したMarkus Schulzはフェスティバルで1時間セットを行う事も多いが、長時間でこそ彼のDJとしての醍醐味が味わえるだろう。Markus Schulzの場合はプログレッシブハウスやテクノといったトランスに近いジャンルをプレイする時間帯もあり、トランスだけにとどまらない。

Menno、Armin、Markus以外では?

数多くのOpen To CloseをこなすDJといえば他にもAly & Fila、Simon Patterson、John Askewなどだろう。筆者はAly & FilaのOpen To Closeを3回経験したが、8時間のものでは2時間以上テクノになりまさにミュージックジャーニーを楽しんだ。数は多くないがBryan Kearney、Mark Sherry、John 00 Flemmingといったトランス界でそのDJの実力に定評のあるDJもOpen To Closeを行っている。またOpen To Closeと名称をつけないがOpen To Closeで行うショーのDJにはMenno De JongのMenno SoloやRAMのStrictly RAMやMaRLoのAltitude Showなどがある。

欧米で話題のショーMenno Soloの東京開催は意義深い

西日本一のトランスパーティーCastorが2019年3月9日に東京での2度目の公演を行うが、メインステージはMenno De JongのMenno Soloを6時間のOpen To Closeで行う。ヨーロッパや北米やオーストラリアといったトランスの本場である地でしか開催されていないショーが東京のクラブ業界新名所であるWarp Shinjukuでアジア初開催される。日本のトランス業界の歴史20年以上を振り返ってもOpen To Close Setを披露した海外アーティストは存在しなかっただろう。Menno De JongはTiestoがトランスをやっていた頃、トランスブームが始まった頃に立ち上げたIn Trance We TrustのA&Rを2014年から引き継ぎ、現在トランスDJランキングでは世界13位、DJ Mag Top 100 DJsにも4度ランクインされた実力者である。2019年には既にアムステルダムとロンドンでMenno SoloをOpen To Closeで開催しており今まさに欧米で話題のショーである。Warp Shinjukuに世界のトレンドを是非体験しに来てもらいたい。